FARO 新製品 Focus3D を発表



FARO 社は今週ドイツ、COLOGNE で開催されたINTERGEO およびアムステルダムで開催された
AVEVA World において、新製品 Focus3D を発表した。小型軽量(サイズ24 x 20 x 10 cm、重さ5kg)で、976,000 点/秒 の高速であり、ドイツのBMW や
Audi R8 を思わせる見事なデザインである。 価格も驚異的で、モデル120m で30,990 ユーロ
($39,990) 、モデル20m が 22,900 ユーロ ($29,990)である。 何せ従来機種に比べて、サイズが半分、
価格も半分ということで、展示会においても圧倒的な競争力をアピールしていた。
ユーザインターフェースも斬新的なタッチスクリーンで、これまでのパソコンというよりスマートフォン
のような感じで操作できる。 FARO 社マーケッティングディレクターのBernd Becker 氏によると、インタ
ーネットでダウンロードできるカメラ接続機能、メモリースティックへのデータ移送などのアップグレード
が用意されており、処理終了時の音声の発生や自社のロゴマークを表示するなどのカスタマイズもで
きるようになっている。
データの保存は市販の32GB のSD メ
モリーが標準であるが、もうすぐ2TB のも
のが出てくると言われている。 電源は5
時間もつリチウムイオン電池で、稼働中
に交換でき、1 時間で充電可能である。
FARO の本社(ドイツ、Ludwigsburg )
にある開発チームは、デジタルカメラと
の融合技術に力を入れている。
7000 万ピクセルの画素を、視差誤差
1 ピクセルでスキャンデータと統合でき
る。
開発責任者のOliver Buerkler 氏によると、この製品の開発に3 年かけてきており、SolidWorks , ラ
ピッドプロトタイプ用のデータ出力、光学シミュレータへのインターフェースなどの機能も開発してきて
いる。 外装をみると、これまでの製品のような金属ではなくて強化繊維プラスティックが使われている。
大量生産ラインを構築することで、大幅なコストダウンをなし得た、と言っている。
この製品で多くの新しいユーザ層を開拓でき、ソフトウェア大手のAutodesk とも連携して、3 次元化
の革新を推進していく、といっている。
新製品が登場するとつねに精度の問題が話題になるが、Focus3D はPhoton と同程度の精度が確
保できており、さらにノイズを大幅に削減できるようになった。 白黒の縞模様を鏡の一回転ごとに通過
SPAR POINT
RESEARCH
SparView Vol.8 No. 11 October 5, 2010
させ、スキャナーの揺れを補正しながら連続的に計測できる特許化した技術を有している。
12 月のスパーヨーロッパ(SPAR Europe conference)にてお目見得するのでご覧いただきたい。